1. |
Sound Check
01:13
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地震のよう、
震えている。
どうして?
流れ来る、
水は青。
どうして?
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2. |
X age
02:02
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ああこのまま、君にも秘密のままで、
世界を書き換えてしまおうとしたのに。
イメージを傾け描いた虚構が、
君にしか見えない…。
単純なこと思い出せなくて、
立ち戻る頁には、
姿かたちのないあの日の答えがあるって。
でも、
進めない挙句勘違いさえも許されない、
そんな時代に。
焼き回しのプロパガンダの網をすり抜けて、
君に会いに行くんだよ。
あーあ。
だから狂信的な愛を携えて、夜を探れ!
波音もない世界を描く虚構で、進むことさ!
「地下を這いずる亡者どもに混じって、
積年の怠惰を振りかざす君の上に、
崩落する空の切れ目」
「覗き込んで肩を落としたあの時代の君は、
知る由もない簒奪を歌った歌と暮らした」
僕はペンを進めて虚構を深める。
「ああ、なんてほの暗い夢だろう!」
そう、なので君のことも騙してしまおう。
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3. |
Odd Time
02:51
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壊れていく事にもう慣れた君の両目は、
朽ちた夢に手を伸ばす僕の向こうを見ていた。
僕を罪に問う声。唸る歓声が、
砕かれた礎の上、降り積もる。
世界に騒がしい正義はもう要らないと、
求め合う身体たち。
もう誰もいない。
昨日いた場所に。
君は嘘をつかなかった。
口ずさむそれは厳かな音色の歌―。
「隆起する地平にも」
「深淵の水面にも」
「等しく、平等に、終わりの歌が」
「切なく、勇敢に、響くように」
壊れていく事にもう慣れた君の両目は、
朽ちた夢に手を伸ばす僕の向こうを見ていた。
壊れていく事にもう慣れて…。
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4. |
酔い
04:05
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土の星、暗い背景へ。
走り出す、頭重く。
目が回り、光、黄色い。
もたれ掛かる肩に。
酔った声、沈む。
浮かぶ今日と明日の間で、
声がしても記憶を離さないように。
今日と明日の間で、
声がしてもこの手を離さない。
車掌の声、醒める虚構。
どこだろうか、探すけれど。
終点の音、風に溶けた。
浮かぶ今日と明日の間で、
声がしても記憶を離さないように。
今日と明日の間で、
声がしてもこの手を離さない。
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5. |
東に走る雲
03:12
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嗚呼、この身に落ちる陰影の上へと立ち、
嗚呼、来たる地鳴りに捧ぐ。
僕は絵画へ沈み、融ける、宙へ。
風に舞うオートリテエの中。
水面浮かんだ揺らぎ、その眼に風。
彼方走る地鳴りへと。
孤独な夜の酔も醒めれば、
飼育された人に捧ぐ歌声が、
騒ぎ出した朝を隠す。
紅い炎に代えて、渇いた布を身に纏うと、
記憶の混濁のようで、それだけで。
「情景の上に塗り込めた自信や(街を育て上げた栄養剤や)、
にべもなく絶たれた望みの糸や(うっすら面影だけを残す悪意や)、
肌に残る跡をなぞるだけの日々や(騙る真意に追いつかない愛情や)、
風が吹く街を急ぎ往く足音や(そら恐ろしい空蝉たちや)、
私は(僕は)そんなモノの上に在る」
うわぶれた軌跡に終わりはないよ。
天をゆく白線が揺るぎのない慈悲で、
怯えていたその肩に水滴を落とせば、
かえり見ぬ雫越し迫るあの地鳴りを、
記憶から記録から、追い出したのだ。
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6. |
ホロンの唄 (Feat. Shuri)
03:12
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君を去った者たちが残した、
かつて確かな意味を持った響き。
呼応する言葉の波に寄せて、
生まれた街を燃やす火の中で。
燃え尽きていく身体に、
刻み込む言葉を這わせて。
でも歩む道の先には、
灯りが今でも消えない。
「誇り高き煙に渦巻かれ、
いずれ下される裁きを丘の上で待った」
「語り掛ける言葉は君らを構成する
すべての愚かさの中へ」
ばらばらにほつれゆく糸を束ねて。
書き残す全てを繋ぎ止める。
道標は嘘へと変わった。
それでも。
君を求める声は今も、
あらゆる意味が抜け落ちた色の中で。
深い夜に見せた幻の続き。
そこへ全てを託して待ち続けている。
さあ、総てのものと引き換えに還る。
さあ、凡てのものを置き去りに還る。
さあ、総てのものと引き換えに還る。
さあ、凡てのものを置き去りに還る。
さあ、総てのものと引き換えに還る。
さあ、全てのものを置き去りに還る。
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7. |
Odd Time (Instrumental)
02:50
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8. |
東に走る雲 (Instrumental)
03:10
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Kirye Tokyo, Japan
Born from the post rock scene in Tokyo, Japan, Kirye focuses on writings songs where technical play highlights melodic lyricism.
日本の東京におけるポストロックシーンで生まれたkiryeは、テクニカルな演奏とメロディックな主旋律が特徴のバンドです。
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